ファッション用語の「差し色」って何？
ファッション雑誌などを眺めていると、時たま出てくるファッション用語、『差し色』についてご存知ですか？
実はとても便利なファッションテクニックである差し色。合わせ方やコーディネートによって、かなり印象を変えることが可能です。是非これを機にコーディネートを学んでトライしてみましょう。
『差し色』とは、
ファッションを全体的に見た時のアクセントの事です。
ベースとなっている色と区別がつく色であり、基本色の反対色、又、
同系色ではない、基本色に対して面積が小さい、というポイントを押さえて、差し色を選んでいきます。
差し色をすることによって、ポイントに目線が動くので、スタイルを良く見せたり、おしゃれの幅を広げることができるので、合わせ方を知っておくととても便利です。
例えば、黒いトップスに黒いパンツを合わせると全身真っ黒になってしまい、全体的に見て重たい印象だったり、暗い印象になりがちですが、
そこに靴下やバッグ、ベルトなどの小物で色を乗せてあげる事により、一気に野暮ったさがなくなり全体的にスタイリッシュに仕上がります。
ベースが黒の場合は主にネオンカラーなどの派手なものを差し色に選ぶと映えます。
全身白の場合は、基本的にはどんな色でも合うので色んな色にチャレンジできます。
また、補色の差し色、青に黄色、オレンジにグリーンなども高相性です。
差し色は基本的にコーディネート全体に占める面積が約5パーセントから10パーセントがバランスがよく、好ましいとされていますので、
それらを頭の中に覚えておけば、誰でもお洒落なコーディネートが可能になります。
このように、バランスを取りつつ全体の色合わせを選ぶ事により
また新たなファッションを楽しめるかもしれません。
これを機に、今まで苦手にしていた色も差し色で是非トライしてみて下さい。